工場勤務から転職するならどこがおすすめ?6年働いた周囲の転職先を紹介

転職

「工場勤務から転職したいけど、どんな仕事に行けばいいんだろう?」

「もう何年も工場で働いているけど、違う業界に行くなら今しかないんじゃないか……」

私自身、そう考えた時期がありました。

私は約6年間、2社の水産系工場で働きました。

20代後半になった頃には、

「このまま工場で働き続けていいのだろうか」
「違う仕事に挑戦するなら、今のうちじゃないか」
「自分が本当にやりたい仕事は何なのだろう」

と考えるようになりました。

そして実際に工場を離れ、自社無形商材を扱うベンチャー企業へ、未経験からWebライターとして転職しました。

その後はライターだけでなく、ディレクターや営業にも仕事の幅を広げました。

もちろん、工場からの転職がすべて正解だったとは思いません。

実際、転職によって年収が下がった時期もありました。

それでも、「工場しか経験がないから転職できない」ということはありません。

ここでは私自身の転職経験に加えて、実際に工場を辞めていった周囲の人たちがどのような仕事を選んだのかも紹介します。

工場勤務から転職する際の選択肢を考える材料にしてください。

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私の工場からの転職歴は「同業界」→「異業種」だった

自分

まず、私自身の転職経験から紹介します。

簡単にまとめると、以下のような流れです。

中小規模の水産卸・工場

準大手規模の水産工場

無形商材を扱うベンチャー企業のWebライター・ディレクター

最初の転職は、比較的オーソドックスなものでした。

2回目の転職では、かなり思い切って異業種へ飛び込みました。

この2つを経験したことで、工場勤務からの転職には「経験を横に広げる転職」と「思い切ってキャリアチェンジする転職」の両方があると実感しています。


1社目→2社目:同じ水産業界で規模の大きい会社へ

キャリアアップ

最初の転職は、

中小規模の水産卸・工場

準大手規模の水産工場

でした。

つまり、業界も職種もほぼ同じです。

「工場から転職する」というと、異業種へのキャリアチェンジを想像するかもしれません。

しかし、私の場合はまず同じ業界で会社の規模を変えるという選択をしました。

これも工場勤務者にとっては、十分現実的な転職方法だと思います。

転職して良かったのは「給与」よりも働き方だった

意外だったのは、給与です。

会社の規模が大きくなったからといって、給与が大幅に上がったわけではありません。

むしろ、給与だけを見るとほとんど変わりませんでした。

ところが、働き方には違いがありました。

  • 業務の幅が広がった
  • 扱う商材の知識が増えた
  • 工場内の環境が比較的整っていた
  • 有給休暇を取得しやすくなった
  • 年間休日が増えた

特に大きかったのが、年間休日と有給休暇の取りやすさです。

給与が同程度でも、休みが増えて有給を取りやすくなれば、生活の余裕はかなり変わります。

つまり、転職では単純に「年収がいくら上がるか」だけを見るのではなく、

年収+休日+残業+有給の取りやすさ+職場環境

まで含めて考える必要があると感じました。


水産工場ならではの事情もあった

市場

これは水産業界特有の部分もあると思いますが、中小規模の水産卸・工場では市場の休みに合わせて稼働するケースがあります。

私が1社目にいた会社も、日曜日は休みでしたが、水曜日は市場が休みでも出荷調整などのため、昼頃まで出勤することがありました。

そのため、一般的な意味での「完全週休2日制」とは少し違います。

また、年末に向けて繁忙期があり、その時期は残業も増えます。

一方で、こうした繁忙期をある程度見越して業務を調整できる会社では、年間を通して見ると働きやすさを感じることもありました。

同じ工場勤務でも、

  • 会社規模
  • 人員配置
  • 年間休日
  • 有給取得率
  • 残業時間
  • 工場の設備
  • 人間関係
  • 繁忙期の長さ

によって、働きやすさはかなり変わります。

「工場そのものが嫌なのか、それとも今の工場が嫌なのか」を考えてみることも大切です。

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2社目→3社目:工場から未経験でWeb業界へ

方向転換

そして2回目の転職では、かなり方向転換しました。

準大手規模の水産工場

自社無形商材を扱うベンチャー企業

です。

職種も、

工場勤務

Webライター・Webディレクター

と大きく変わりました。

これは正直、かなり攻めた転職だったと思います(笑)。

ただ、私は後悔していません。

もともと新卒時にはWeb系のエンジニアを目指していたこともあり、Web業界には以前から興味がありました。

そのため、

「工場を辞めたいから何でもいい」

という転職ではなく、

「以前から興味があった仕事に挑戦する」

という意味合いが強かったのです。

実際に入社してからは仕事に夢中になり、ライティングだけでなくディレクションなども経験できました。

そして現在、このブログを立ち上げて運営できているのも、このときに身につけた経験が大きいです。

ただし、良いことばかりではなかった

ここは転職を考えている人に正直に伝えておきたいところです。

年収は約50万円下がりました。

さらに東京での生活だったこともあり、経済的にはかなり厳しい時期でした。

ベンチャー企業だったため、仕事や環境にも波があります。

それでも私は、

「年収を下げてでも、今後につながる経験を取りに行く」

という判断をしました。

未経験から正社員のWebライターとして採用してもらえたこと自体、当時の自分にとっては大きなチャンスでした。

結果的には、Webライティング、SEO、ディレクション、営業など、その後のキャリアにつながる経験を積めました。

だから工場から異業種へ転職する場合は、

「転職した瞬間の年収」だけではなく、「3年後、5年後に何ができるようになっているか」

が大切だと思います。

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私の周囲では、工場からこんな仕事へ転職していた

いろんな人たち

ここまでは私自身の話でした。

では、周囲の工場勤務者はどうだったのでしょうか。

私が実際に働いていた工場では、さまざまな理由で退職・転職していく人がいました。

その中には、工場とはまったく違う仕事へ進んだ人もいます。


トラックドライバー

ドライバー

周囲で比較的多かったのが、トラックドライバーです。

工場勤務からトラックドライバーというと、意外に感じる人もいるかもしれません。

しかし、個人的にはそれほど不思議ではありません。

工場勤務は「黙々と一人で作業する仕事」というイメージを持たれがちですが、実際にはかなりコミュニケーションが必要です。

製造、出荷、品質管理など、周囲との連携がなければ仕事が回りません。

そのため、

「工場=コミュニケーション能力が低い」

というイメージは、少なくとも私が働いてきた現場には当てはまりませんでした。

トラックドライバーの場合、長時間運転や荷物の積み下ろしなど体力的な負担もあります。

一方で、長距離輸送などでは働き方によって収入が変わってくるケースがあります。

また工場勤務者には、

  • フォークリフト資格を持っている
  • 普通自動車免許を持っている
  • MT免許を持っている
  • 運転に抵抗がない

という人も少なくありません。

こうした経験や資格を活かしやすいことも、工場からドライバーへ転職する人がいる理由の一つだと思います。


看護師を目指して工場を辞めた人もいた

看護師

少し特殊なケースですが、1社目では看護学校に入り、看護師を目指すために退職した女性もいました。

これは転職というより、キャリアチェンジのための退職ですね。

看護師を目指した理由としては、やはり

  • 資格を取得したい
  • 将来の安定性を高めたい
  • 需要のある仕事に就きたい
  • キャリアアップしたい

といった考えがあったのだと思います。

私自身も工場勤務時代には、「この先のキャリアをどうするか」ということを考えていました。

そのため、「今の仕事を続ける」のではなく、時間をかけて資格を取得して別の専門職を目指すという選択肢も、工場勤務者にはあると思います。


事務職へ転職した人もいた

事務職

もう一人、1社目で一緒に働いていた20代前半の女性は、工場から事務系の仕事へ進みました。

工場から事務職なので、こちらも大きなキャリアチェンジです。

事務職では、

  • PC操作
  • 書類作成
  • データ入力
  • 電話・メール対応
  • 正確な事務処理

などの能力が求められます。

工場での経験がそのまま事務職になるわけではありません。

ただ、工場で身につけた正確性、ルールを守る力、ミスを防ぐ意識、周囲との連携などは、事務職でも活かせます。

また、20代という年齢も一つの武器だったと思います。

もちろん年齢だけで転職が決まるわけではありません。

しかし、未経験職種へ方向転換するなら、若いうちに動くことにはメリットがあると、周囲の転職を見ていて感じました。


ITエンジニアを目指して転職した後輩

エンジニア

もう一人印象に残っているのが、ITエンジニアを目指した後輩です。

当時、私は26歳くらいで、彼は20歳でした。

仕事中や休憩中によく雑談していたのですが、彼はとにかく、

「スキルを身につけて稼げるようになりたい」

という考えを持っていました。

そして、ITエンジニアのスクールに通い、プログラミングなどを学んでから転職を目指して工場を辞めていきました。

当時20歳でした。

もちろん、ITエンジニアになれば必ず高収入になるわけではありませんし、IT業界も決して楽な世界ではないと思います。

ただ、20歳という若さで、

「今の仕事を続ける」ではなく「これから身につけるスキルを選ぶ」

という軸のある判断は、個人的には明るい選択だったと思っています。


工場勤務から転職するなら「営業」も十分候補になる

営業

ここまで私の周囲の例を見ると、

「あれ?営業に転職した人はいないの?」

と思うかもしれません。

確かに、私の周囲では工場から営業へ転職したケースはあまりありませんでした。

しかし、私は営業も工場勤務者の転職先として十分選択肢に入ると考えています。

特におすすめなのが、工場で扱っていた製品や業界に関係する営業職です。

例えば、

食品工場
→ 食品メーカー・食品卸の営業

という転職なら、現場経験そのものが知識になります。

製造現場を知っているからこそ、

  • 現場が何に困るのか
  • 納期で何が起こるのか
  • 品質管理で何を気にするのか
  • 製造側が営業に求めることは何か

といったことを理解できます。

これは完全な未経験者にはない強みです。

そして、ここは非常に重要なのですが、

「工場勤務=コミュニケーションが苦手」ではありません。

工場でも、

  • 同僚との連携
  • 上司への報告
  • 他工程との調整
  • 品質に関する確認
  • 出荷担当とのやり取り
  • 新人への教育

など、人と関わる仕事はかなりあります。

だから、

「工場勤務だから営業は無理」

と決めつける必要はありません。


工場勤務から転職するなら「今の経験」を活かす重要

経験値

私自身の経験と周囲の転職を振り返ってみると、工場勤務からの転職には大きく3つの方向性があります。

①同じ業界で会社を変える

例えば、

中小工場→大手・準大手工場

です。

給与が大きく変わらなくても、

  • 年間休日
  • 有給の取りやすさ
  • 設備
  • 福利厚生
  • 人員体制
  • 教育制度

などが改善される可能性があります。

②工場経験を活かして職種を変える

例えば、

製造→品質管理
製造→生産管理
製造→物流・倉庫管理
製造→メーカー営業
製造→設備保全

などです。

これなら、これまでの経験を比較的活かしやすいでしょう。

③未経験業界へキャリアチェンジする

私はこちらでした。

工場→Webライター・ディレクター

のように、これまでとはまったく違う仕事に挑戦する方法です。

もちろん難易度は上がります。

場合によっては、

年収が下がることもあります。

しかし、

「どうしてもやりたい仕事がある」

のであれば、20代〜30代前半など比較的早い段階で挑戦する価値はあります。


工場勤務の経験は「何もない」わけではない

掘り出し物

工場勤務を何年も続けている人ほど、

「自分には特別なスキルがない」

と思ってしまうことがあります。

過去の私自身思ったことがあります。

でも、実際にはそんなことありませんでした。

毎日決められた工程を守って働いてきたなら、継続力があります。

ミスが許されない作業をしてきたなら、正確性があります。

周囲と連携して生産してきたなら、協調性やコミュニケーション能力があります。

トラブルに対応してきたなら、問題対応力があります。

新人を教えてきたなら、教育・マネジメント経験があります。

品質や生産数を管理してきたなら、品質管理・数値管理の経験があります。

自分では「当たり前」と思っていることの中に、転職で使える経験が隠れています。


私が6年間の工場勤務を通して伝えたいこと

私自身、工場から転職するときには、

「今さら別業界に行けるのか?」

という不安がありました。

でも、実際に動いてみると、人生は意外と方向転換できます。

最初は同じ水産業界の中で会社を変えました。

そして最終的には、Web業界へ飛び込みました。

もちろん、すべてが順風満帆だったわけではありません。

年収が下がったこともあります。

転職先で苦労したこともあります。

ただ、

「工場勤務しか経験がないから、もう他の仕事には行けない」

というのは違うと断言できます。

工場で積み重ねた経験をどう次の仕事につなげるか。

そして、

「今の仕事を続けること」と「新しい仕事に挑戦すること」のどちらが、自分の5年後、10年後にとって良いのか。

を納得できるまで考えることが重要です。

「工場勤務から転職したい」と思ったなら、まずは求人を眺めてみるだけでも大きな一歩です。

自分にはどんな仕事ができるのか。

どんな仕事なら今より納得して働けるのか。

どんな仕事なら将来のキャリアにつながるのか。

転職するかどうかを決めるのは、いつからでも遅くありません。

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