営業職はコミュ障でもできる?実際に営業を経験して分かったこと

営業マン 転職

「コミュ障だから営業は無理。」

営業職について調べると、このような意見をよく目にします。

確かに、営業の世界には初対面の人ともすぐ打ち解けられる人や、話すこと自体が好きな人がいます。そういった人たちを見ると、「自分には無理だ」と思ってしまうかもしれません。

ですが、もともと就職活動の電話をかけるだけで手が震えていた私でも、営業や講師の仕事を経験し、結果を出せるようになりました。

今回は、そんな私の経験をもとに、「コミュ障でも営業はできるのか」についてお話ししたいと思います。


営業を始めることになった経緯

工場

私はもともと水産加工の工場で働いていました。

正直に言うと、かなりのコミュ障でした。

就職活動の電話をかけるだけでも何度も深呼吸をし、電話番号を入力しては消し、入力しては消しを繰り返すような人間でした。初対面の人と話すのも苦手で、「変なことを言ったらどうしよう」と考えすぎてしまうタイプでした。

ただ、工場勤務でもコミュニケーションは避けて通れません。

現場での連携や報告、相談など、人と関わる場面は必ずあります。

その頃から、「この壁から逃げ続けても、人生のどこかで必ずぶつかる」と感じていました。

そんな折、コミュニケーション講座を受講する機会がありました。

そこで学ぶうちに、その会社でWebライターの求人があることを知り応募しました。

ライター・内勤として働くつもりだったのですが、ベンチャー企業だったこともあり、ライティングだけでは終わりませんでした。

気が付けば反響型の個人営業を担当し、コミュニケーション研修では講師として数時間、受講生の前でプレゼンをすることもありました。

さらに「もっと経験を積みたい」と思い、休日にはテレアポのアルバイトやストリートナンパにも挑戦しました。

今振り返ると、コミュ障だった自分からは想像もできない行動ばかりです。

成績も、自分で言うのも恐縮ですが、決して悪い方ではありませんでした。


コミュ障は営業に向いていないのか

落ち込んだ人

「コミュ障は営業に向いていない。」

この意見には、ある程度納得しています。

実際、営業の世界には天性のコミュニケーション能力を持った人がいます。

誰とでもすぐ仲良くなれ、初対面でも物怖じせず話せる人です。

そういう人たちを見ると、「やっぱり営業はコミュ強の仕事だな」と感じることもありました。

しかし、営業を経験して分かったのは、「営業にもさまざまな種類がある」ということです。

法人営業、個人営業、ルート営業、反響営業、有形商材、無形商材。

仕事内容が違えば、求められる能力も違います。

つまり、「コミュ障だから営業に向いていない」と一括りにはできないと感じました。


私にはルート営業より「台本がある営業」が合っていた

準備

一般的には、コミュ障にはルート営業が向いていると言われます。

既存のお客様と長く関係を築いていく営業だからです。

ですが、私にはまったく合いませんでした。

教育方法も「先輩を見て覚えろ」というスタイルで、何を基準に話せばいいのか分からず、常に不安でした。

頭の中は「これで合っているのか?」という疑問でいっぱいになり、パンクしそうだったことを覚えています。

一方で、私が担当した反響営業やテレアポには営業台本がありました。

これが私には非常に合っていました。

コミュ障や内向的な人は、心配性だからこそ事前準備を徹底できる人が多いと思います。

私も営業前には台本を何度も音読しました。

一字一句覚えるくらい読み込み、先輩の話し方や間の取り方、クロージングまで何度も観察しました。

最初は台本を読むだけで精一杯で、ぎこちなさもありました。

先輩から指摘を受けることもありましたし、思うような結果が出ない時期もありました。

それでも改善を繰り返しているうちに、少しずつ自分らしい話し方ができるようになりました。

台本を覚えたことで心に余裕が生まれ、相手の反応を見ながら話せるようになったのです。

コミュ障の自分を忘れ、「営業が得意な自分」を演じるような感覚でした。

そして、不思議とその頃から結果もついてくるようになりました。


コミュ障だからこその強みもある

メリット

この経験から私が感じたのは、コミュ障の営業に最も必要なのは準備だということです。

話術だけで勝負する必要はありません。

準備を重ねることで自信が生まれ、その自信が落ち着いた話し方につながります。

営業はアドリブだけで戦う仕事ではなく、準備を積み重ねる仕事でもあります。

コミュ障だからこそ、準備を徹底できる。

これは十分な強みになると感じています。


営業で一番変わったこと

まとめ

営業を経験して一番変わったのは、「人と話すことが好きになった」ことではありません。

今でも初対面の人と話す時は緊張します。

人見知りな性格も、根本的には変わっていません。

ただ、「緊張していても行動できる」という自信は身につきました。

就職活動の電話一本で震えていた自分が、営業をし、講師として人前で話し、休日にはテレアポやストリートナンパに挑戦するようになったのです。

昔の自分からすれば考えられない変化です。

だから私は、「コミュ障だから営業は無理」とは思いません。

もちろん向き・不向きはあります。

ですが、自分に合った営業スタイルを見つけ、準備を積み重ねれば、十分に活躍できる可能性があります。

私自身がそうだったからです。

コミュ障が治ったわけではありません。

コミュ障のままでも、行動できるようになった。

それが、営業という仕事を通して私が得た、一番大きな財産でした。

関連記事

面接が怖くて行きたくない。恐怖の正体を分解してみた

コメント

タイトルとURLをコピーしました