機械製造工場はきつい?歴10年の友人に電子機器製造のリアルを聞いてみた

機械系工場 転職

「機械系工場ってきついの?」

機械系工場の求人を見ていると、給料が比較的高かったり、未経験OKだったりする一方で、「きつい」「夜勤が大変」「単純作業でしんどい」といった話も見かけます。

実際のところ、機械系工場は本当にきついのでしょうか。

私自身、これまで食品系、それも水産系の工場で働いてきました。

そのため、機械系などの工場については、求人情報やネット上の情報からしか分からない部分もあります。

そこで今回は、私の地元で工業高校を卒業後、大手化学系の工場を2年経験し、その後、電子機器の製造工場へ転職して10年働いている友人に、実際の仕事内容やきつさ、給料、夜勤、人間関係についてぶっちゃけ聞いてみました。

結論から言うと、友人の話を聞く限りでは、

「肉体的には比較的ラク。ただし、品質に対するプレッシャーはかなりある」

という印象です。

もちろん工場によって仕事内容や待遇は違いますが、これから電子機器系の工場で働こうとしている方の参考になればと思います。

電子機器の製造工場はきつい?友人に聞いてみた結論

友人との話

まず、友人に話を聞いて私が感じたのは、一般的な「工場=肉体労働」というイメージとは少し違うということです。

友人は以前、化学系大手企業の工場で働いていました。

そこは給与こそ良かったものの、外仕事も多く、構内も冷房が効いていなかったそうです。

また、女性の割合も少なかったとのことでした。

※もちろん、これは友人が以前働いていた工場の話であり、会社によって環境は大きく異なります。

その後、電子機器の製造工場へ転職。

こちらは精密な製品を扱うこともあり、仕事内容や職場環境が大きく違ったそうです。

特に大きな違いとして挙げていたのが、

  • 基本的に屋内で仕事が完結する
  • 空調が効いている
  • 女性社員も比較的多い
  • 製品の品質に対するチェックが細かい
  • 部署ごとの専門性がある
  • 夜勤がある

といった点です。

肉体的な負担だけを見ると、以前の機械系工場よりも働きやすかったとのこと。

一方で、製品の品質に関してはかなり神経を使うそうです。

私が電子機器製造工場の友人に聞いた仕事内容

工場

ここからは、実際に10年間働いている友人から聞いた内容を紹介します。

私自身は水産系の工場で働いていたため、同じ「工場勤務」でも、かなり違う部分があると感じました。

友人の工場では、一気通貫で製造している分、業務フローが私が経験してきた水産系工場よりも細かく分かれている印象です。

例えば、

  • 部品製造
  • 組み立て
  • 溶接
  • 動作チェック
  • 品質確認
  • 梱包
  • 倉庫への格納

など、工程ごとに担当が分かれています。

そのため、一つの工程を担当しながら、そこで専門性を磨いていくイメージです。

友人自身は、専門知識を比較的キャッチアップしやすい「製品動作チェック」の工程に配属され、現在は班長を務めています。

友人が担当している仕事

友人の仕事内容を聞くと、かなり具体的でした。

主な流れは、

完成品のチェック→傷や溶接などの確認→専用機械による動作・安全チェック→パレットへの積み込み→工場内の倉庫へ格納

というもの。

一見すると、肉体的にはそこまで大変そうには見えません。

実際、重いものをひたすら運ぶような肉体的なきつさは慣れるそうです。

ただし、別の意味でかなり気を使います。

肉体的には比較的ラク。でも「ミスは許されない」

品質

電子機器の製造工場では、製品の精密性が求められます。

友人から特に印象的だった話が、完成品の傷のチェックです。

一般的な感覚なら、

「この程度の傷なら問題ないんじゃない?」

と思うような、0.数ミリ単位の傷でも、上長に確認することがあるそうです。

特に、最終工程で品質を確認する立場になると、その責任は大きくなります。

もし不具合を見逃して出荷してしまえば、その後のクレームにつながる可能性があります。

そのため、

「肉体的にはラクだけど、目視確認にはかなり神経を使う」

というのが友人の話を聞いた私の印象です。

しかも、チェックした内容は記録として残ります。

万が一クレームが発生すれば、返品対応につながることもあるそうです。

つまり、

「ラクな工場=何も考えなくていい仕事」ではありません。

ここは工場勤務を検討している人には、かなり重要なポイントだと思います。

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それでも慣れると仕事はどんどんラクになる

慣れる

一方で、友人が言っていたのが、

「慣れればどんどんラクになる」

ということでした。

これは私自身が水産系の工場で働いていた経験とも一致します。

工場仕事は、最初は覚えることが多くても、何度も同じ作業を繰り返すことで、

「次はこれを準備しておこう」

「この順番でやった方が早いな」

といった感覚が身についてきます。

友人も、経験を積むことでチェックするスピードが上がり、事前準備もしやすくなったそうです。

最初は一つひとつ確認していた作業も、慣れてくると自然に手順が組み立てられるようになります。

このあたりは、工場勤務の大きな特徴でしょう。

最初は大変。でも、慣れるほど効率が上がっていく。

これは私自身が工場で働いていたときにも感じた部分です。

電子機器の製造工場は夜勤がきつい?

夜勤

工場勤務を考えるなら、やはり気になるのが夜勤です。

友人の工場にも夜勤があります。

日勤専属を選ぶこともできるそうですが、50代以上のベテラン社員が日勤専属を占める傾向があり、若手は、

「夜勤に入ってなんぼ」

というような雰囲気があるとのことでした。

もちろん、これも友人の職場の話なので、すべての電子機器工場に当てはまるわけではありません。

ただ、交替勤務がある工場では、夜勤への適性はかなり重要だと思います。

一方で、友人自身は夜勤手当には満足していました。

地方ということもあり、固定費が比較的抑えられているとはいえ、スポーツカーに乗るなど、趣味もしっかり楽しんでいます。

「夜勤=絶対にきつい」というより、

夜勤による負担と、その分の収入をどう考えるか

が重要なのだと思います。

意外とプライベートの時間は多い

ワークライフバランス

友人の話で意外だったのが、プライベートの時間です。

交替勤務では1日の勤務時間が長くなることがあります。

その一方で、効率性を重視して勤務体系が組まれているため、勤務日と休日がはっきりしており、プライベートの時間は比較的確保しやすいそうです。

もちろん、工場によって勤務体系は違います。

ただ、

「勤務時間が長い=自由時間が少ない」

とは限りません。

交替勤務の場合、勤務日数や休日の取り方によっては、まとまった休みを確保できるケースもあります。

電子機器の製造工場は給料がいい?

給料

お金の面についても聞いてみました。

友人は県内でも比較的規模の大きい工場で働いており、待遇については特に大きな不満はないとのことでした。

ボーナスは2ヶ月分程度支給されているそうです。

さらに夜勤手当もあるため、収入面では以前働いていた工場と比べても満足しているとのこと。

地方で生活費を抑えながら働き、趣味にもお金を使えていることを考えると、

「工場勤務=給料が安い」

とは一概に言えないでしょう。

ただし、給与やボーナス、夜勤手当は会社によって大きく違います。

求人を見るときは、基本給だけではなく、

  • 夜勤手当
  • 交替勤務手当
  • 残業代
  • 賞与
  • 昇給
  • 各種手当

まで確認することをおすすめします。

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班長になると責任が一気に増える?

班長

10年働いている友人は、現在班長です。

友人の工場では複数の班で工程を回しており、経験年数が増えてくると班長を打診されることがあるそうです。

その後は、

班長→グループ補佐→グループ長

というように、キャリアアップしていく道があります。

ここだけを見ると、

「長く働けば昇進できるんだ」

と思いますよね。

ただし、友人いわく、班長になると責任が増える一方で、手当はそこまで大きくないそうです。

これは工場に限った話ではありません。

現場の仕事では、経験を積めば積むほど、

「自分が作業する側」

から、

「周囲の作業を見る側」

へと役割が変わっていきます。

その分、責任も増えていく。

そのため、

「管理職になって責任を負うより、現場の仕事を続けたい」

という人は、昇進をどう考えるかも重要になりそうです。

※もちろん、手当や昇進制度は会社によって異なります。

人間関係はどう?10年働けている理由

10年勤続

工場勤務で意外と気になるのが人間関係です。

友人に聞いたところ、職場には比較的大人しい人もいれば、いわゆる職人気質の人も一定数いるそうです。

ただ、10年働いている現在では、特に人間関係で大きな問題はないとのこと。

むしろ、

年数が長くなればなるほど仕事がやりやすくなる

という感覚があるそうです。

これも工場勤務ではよくある話かもしれません。

最初は誰がどんな人なのか分からなくても、何年も一緒に働いていれば、

「この人にはこう伝えればいい」

「この作業はこの人が得意」

といったことが分かってきます。

仕事そのものだけでなく、職場の人間関係にも慣れていくわけです。

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電子機器の製造工場は結局きつい?私の感想

感想

ここまで友人の話を聞いて、私が感じたのは、

電子機器の製造工場は「肉体的なきつさ」より「精神的なプレッシャー」が大きい仕事なのではないか

ということです。

もちろん、すべての工場が同じではありません。

ですが友人の場合、

  • 屋内で働ける
  • 空調が効いている
  • 肉体的な負担が比較的少ない
  • 作業に慣れるほど効率が上がる
  • 夜勤手当がある
  • プライベートの時間も確保しやすい
  • ボーナスもある
  • 長く働けば班長などのキャリアもある

というメリットがありました。

一方で、

  • 夜勤がある
  • 品質チェックにかなり気を使う
  • ミスが許されない
  • クレームにつながる可能性がある
  • 班長になると責任が増える
  • 同じ作業を繰り返すことになる

という大変さもあります。

つまり、

「ラクな仕事」ではないけれど、「肉体を酷使する仕事」とも違う。

これが10年間働いている友人の話を聞いた、私なりの結論です。

電子機器の製造工場が向いている人

向いている

友人の話と私自身の工場経験を合わせると、電子部品の製造工場は次のような人に向いていると思います。

同じ作業を繰り返すことが苦にならない人

工場では、基本的に同じ工程を繰り返します。

毎日違う仕事をしたい人には退屈に感じるかもしれません。

逆に、

「同じ作業を極めるのが好き」

という人には向いています。

細かいところまで確認できる人

電子部品の製造では、わずかな傷や不具合も見逃せないケースがあります。

そのため、

「まあこれくらい大丈夫でしょ」

ではなく、

「念のため確認しておこう」

と考えられる人のほうが向いているでしょう。

夜勤に抵抗がない人

夜勤がある職場なら、夜勤への適性は重要です。

ただし、その分手当によって収入を増やせるメリットもあります。

一つの仕事を長く続けたい人

友人は10年間同じ業界で働いています。

経験を積むことで作業スピードが上がり、班長などのポジションにも進んでいます。

短期間で転職を繰り返すより、

「一つの工程を極めたい」

という人には相性が良いでしょう。

電子機器の製造工場に転職するなら求人選びが重要

求人

ここまで読んで、

「電子機器の工場、意外と良さそうだな」

と思った人もいるかもしれません。

ただ、今回紹介したのはあくまで私の友人が10年間働いている工場の一例です。

同じ電子機器の製造工場でも、

  • 日勤のみ
  • 交替勤務
  • 夜勤専属
  • 残業が多い
  • 残業が少ない
  • 肉体作業が多い
  • 検査中心
  • 装置操作中心

など、仕事内容は大きく異なります。

そのため、求人を見るときは「電子系工場だから大丈夫」と考えるのではなく、実際の仕事内容や勤務時間、休日、手当まで確認することが大切です。

特に未経験から応募する場合は、

「具体的に何をするのか?」

を面接や求人票で確認しておきましょう。

まとめ|電子機器の製造工場は「きつい」だけではない

工場の構内

今回は、工業高校卒業後に化学系工場を経験し、その後電子機器の製造工場へ転職して10年間働いている友人に、実際の仕事内容について聞いてみました。

私自身は水産系工場の経験しかありませんが、話を聞いてみると、同じ工場勤務でもかなり違いがあります。

友人の職場では、肉体的な負担は比較的少ない一方で、製品の品質に対するプレッシャーが大きいとのことでした。

特に最終工程では、傷や動作不良を見逃さないよう細かくチェックする必要があります。

ただ、仕事に慣れてくると作業スピードも上がり、事前準備もできるようになる。

これは私が水産系工場で働いていた経験とも共通しています。

また、夜勤はあるものの、その分手当がつき、プライベートの時間も比較的確保できているそうです。

10年間働いて班長になっていることからも、少なくとも友人にとっては長く続けられる仕事だったのでしょう。

結局のところ、

電子機器の製造工場は「きついか・ラクか」の二択ではありません。

肉体的な仕事が苦手でも、細かいチェックや同じ作業をコツコツ続けることが得意なら、むしろ相性が良い可能性があります。

工場勤務を考えているなら、ネット上の「きつい」「やめとけ」という情報だけで判断せず、実際の仕事内容・勤務体系・待遇を確認して、自分に合う職場を選ぶことをおすすめします。

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