就活で既卒になると人生終了するのか?

結論から言うと、既卒になったくらいで人生は終了しません。
なぜなら、私自身が既卒になったからです。
2019年3月頃、当時大学4回生だった私は、就職先が決まらないまま大学の学生課へ「進路届」を提出しに行きました。
そこで偶然、大学1回生のときに英語のクラスが一緒だった友人と再会しました。
「久しぶりやな!俺○○に決まってん。お前は?」
「いや、俺は決まらずでさ。でも進路届は出さないといけなくて来たのよ」
すると、
「……お前……マジか……。まあ……頑張ってな!」
と言われました。
え?そんなにヤバいの?
何も知らない当時の私は。本気でそう思いました。
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なぜ私は既卒になったのか

当時、私はフロントエンドエンジニアを目指していました。
Webサイトやアプリの「表示される部分」を作るエンジニアです。
プログラミングを勉強しながら企業を受けていましたが、なかなか選考に通りませんでした。
一応、インフラ系の会社から内定はもらっていました。
ところが、
「もう少し勉強してWeb系の会社を受けたい」
と考えて、辞退。
そして、そのまま就職先が決まらず卒業しました。
今振り返ると、
いや、23歳の俺、視野狭すぎやろ!もうちょっと代案考えろよ。
と思います。
かなり視野が狭かったですね。
既卒になった後、プログラミングにも挫折した

卒業後はアルバイトをしながら、プログラミングの勉強を続けました。
しかし、しばらくして思いました。
「これ……ムズい」
遅い。
気づくのがあまりにも遅い。
どうやら私は、そこまでプログラミングに適性がある人間ではなかったようです。
とはいえ、いつまでも働かないわけにもいきません。
そこで地元に戻り、水産卸会社に就職。
結果的に、そこから6年間、水産業界で働くことになりました。
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その後、Webライターになった

ここで終わりではありません。
6年間水産業界で働いた後、
「やっぱりWebに挑戦したい!」
と再び方向転換。
今度はプログラミングではなく、
「ライターならいけるんじゃないか?」
と考えました。
これは比較的うまくいきました。
その後、Webライターとして就職し、Webディレクターも経験。
さらに現在は、またライターとして活動しています。
つまり私の経歴は、
大学卒業 → 既卒 → 水産業界6年 → Webライター → Webディレクター → Webライター
です。
こうみると今のとこ、人生、終了してるか?
いや、少なくとも今んとこは終了してないですね。
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ただし、既卒になると「一般ルート」からは外れる

ここは誤解してほしくありません。
「既卒でも人生余裕!何も問題ない!」
と言いたいわけではありません。
普通の新卒ルートからは外れます。
これは事実です。
新卒であれば、
- 新卒求人に応募できる
- 大学の就職支援を受けられる
- 同級生と一緒に就活できる
- 新卒一括採用の恩恵を受けられる
といったカードがあります。
既卒になると、こうしたカードの一部を使いにくくなります。
私自身、実際に既卒になってみて、
「あ、これ普通のルートから外れたな」
という感覚はありました。
だから「何も問題ありません」と言うつもりはありません。
ただ、
一般ルートから外れることと、人生が終了することは別です。
ここは分けて考えたほうがいいと思います。
私が既卒になって一番後悔していること

それは、
使えるものを使わなかったことです。
特に大学の学生課。
今振り返ると、
もっと相談すればよかった。
本当にそう思います。
大学を通した求人や選考もありますし、就職活動について相談できる場所もあります。
当時の私は、
「自分で何とかしないと」
と考えていました。
しかし、これは完全に慢心でした。
既卒になりそうな人ほど、
大学の学生課など、使えるものは全部使ったほうがいいです。
恥ずかしがる必要もありません。

既卒になったら社会から何を聞かれるのか

当然ですが、既卒になれば、
「なぜ新卒で就職しなかったのですか?」
と聞かれることがあります。
これは避けて通れません。
でも、既卒であること自体が問題なのではなく、
「なぜそうなったのか」を説明できないことのほうが問題だと思います。
私の場合なら、
「当時はフロントエンドエンジニアを目指しており、内定を辞退してWeb系企業への就職を目指していました。しかし結果的に就職できないまま卒業し、その後プログラミングへの適性も見直したうえで、水産業界に就職しました」
と説明できます。
そして、その後6年間働いています。
これなら、
「既卒です」だけは企業側も事情が分からず話が伝わりません。
その後何をしてきたのか、何を考えてきたのかまで含めて説明することが大事となります。
20代なら、かなりリカバリーが効くと思う

これは私自身の経験から感じることですが、
少なくとも20代なら、かなりリカバリーが効くと思います。
もちろん、年齢が上がれば上がるほど、経験やスキルを求められるようになります。
だから「何歳でも全く問題ない」という話ではありません。
ただ、既卒になったからといって、
「もう人生終わった」
と考えて行動を止める必要はありません。
むしろ、
既卒であることをビハインドとして自覚して、そこから努力する。
これでいいと思います。

「既卒=人生終了」という言葉に惑わされないでほしい

ここはWebで記事を書いている人間として、少し身も蓋もない話をします。
「人生終了」みたいな言葉、めちゃくちゃ数字が取れるんですよね。
「既卒 人生終了」
「大学中退 人生終了」
「高卒 人生終了」
「転職失敗 人生終了」
こういう言葉は、どうしても気になります。
私自身もWebライターとして、こうしたネガティブワードを扱ってきました。
だからこそ思うのですが、
「人生終了」という言葉そのものに、必要以上に振り回されないほうがいいです。
悩んでいる全既卒に声を大にして伝えたいのは、「既卒は人生終了」って言葉はフル無視レベルでいいくらいです。
たしかにストレートに新卒就職した人と比べれば、既卒には機会損失があります。
応募できる求人が変わることもあります。
選択肢が少なくなる場面もあります。
でも、
それと「人生終了」は全く違います。
本当に人生が終了するのは、既卒になったときではない

私はむしろ、
「俺は既卒だ。人生終了だ」と思って、行動をやめた瞬間のほうが危ない
と思っています。
既卒になった。
だったら、
- 学生課に相談する
- 既卒向けの求人を探す
- 就職エージェントを使う
- アルバイトをしながら就職活動する
- 資格を取る
- 自分に合う仕事を探す
- 必要なら一度就職して経験を積む
やれることはいくらでもあります。
私自身も、既卒になったあと水産業界に入りました。
そして6年後には、またWeb業界に戻っています。
人生なんて、一回の就活で全部決まるほど単純ではありません。
既卒になりそうなら、とにかく使えるものを使おう

最後に、私自身が2019年の自分に言うなら、
「すべてを一人で何とかしようとするな」
です。
大学にいるなら学生課を使う。
大学経由の求人があるなら見る。
既卒向けの就職支援があるなら使う。
相談できる人がいるなら相談する。
当時の私は、これを十分にやりませんでした。
今考えると、かなりもったいなかったです。
既卒という言葉が当時よりも知られるようになり、既卒向けの就職支援もあります。
使えるものは全部使い倒しましょう。
既卒はむしろあなただけの人生のスタート

私自身、2019年に就職先が決まらないまま大学を卒業しました。
その後、
既卒 → 水産業界6年 → Webライター → Webディレクター → Webライター
という、かなり紆余曲折のある道を歩いています。
だからこそ言えます。
既卒になったくらいで人生は終了しません。
ただし、新卒の一般ルートから外れるという意味では、多少のビハインドはあります。
だからこそ、
既卒になったことを気にして立ち止まるのではなく、使える制度や支援を使い、そこから動くこと。
これが大切だと思います。
そして何より、
「既卒=人生終了」という言葉に惑わされないこと。
私自身、道半ばなのですが、あのとき大学の学生課に進路届を出していた自分に、
「既卒か。まあ、確かに普通のルートからは外れる。でも人生は終わらんよ」
と言ってやりたいです。



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