山口の地方都市で働いていた頃、
「東京に行った方がいいのかな」
と何度も考えていました。
一方で、
- お金は大丈夫なのか
- 仕事は見つかるのか
- 東京は怖くないのか
という不安もありました。
当時は26歳前後。
貯金は150万円ほどあり、正社員として働いていたため雇用保険にも加入していました。
冷静に考えれば、挑戦できるだけの余力はあったと思います。
それでも動けませんでした。
理由はシンプルで、「未知」が怖かったからです。
周囲からは、
「わざわざ東京まで行く必要あるのか」
と言われることもありました。
ネットを開けば、
- 東京はお金がかかる
- 人が冷たい
- 競争が激しい
- 生活が大変
そんな情報ばかりが目に入ります。
実際に東京で暮らしたこともなければ、東京で働いた経験もありません。
だからこそ、頭の中では東京という場所がどんどん大きくなり、気付けば「行きたい気持ち」よりも「怖い気持ち」の方が強くなっていました。
しかし実際に上京を経験した今、後悔していることがあります。
それはただ一つ。
もっと早く行けばよかった。
この記事では、地方から東京へ出て感じた後悔と、実際に得られた収穫についてお話しします。
後悔したこと|もっと早く挑戦しておけばよかった

結論から言うと、私が後悔しているのはこれだけです。
もっと早く東京へ出ていればよかった。
もちろん、当時の自分なりに考えた結果でした。
しかし今振り返ると、恐怖の多くは現実ではなく「想像」だったように思います。
実際には、
- 東京だから特別危険というわけでもない
- 東京だから仕事が見つからないわけでもない
- 東京だから毎日苦しいわけでもない
当たり前ですが、そこには普通に暮らしている人たちがいました。
私自身、地方にいた頃は東京をどこか特別な場所として見ていました。
しかし住んでみると、良くも悪くも普通の生活があります。
仕事へ行き、スーパーで買い物をし、休日に友人と会う。
そういった日常です。
だからこそ思います。
もっと早く「実際の東京」を知っていれば、数年間も悩み続けることはなかったかもしれません。
なぜ動けなかったのか|ネガティブな情報ばかり集めていた

不思議なもので、人は自分が気になっている情報ほど目につくようになります。
よく、
「妊娠すると街中の妊婦さんが目に入るようになる」
と言われますが、それに近い感覚でした。
当時の私は上京や転職に興味を持ち始めていたからこそ、それに関する情報ばかり拾っていました。
しかも上京や転職というテーマは、人の不安に直結します。
そのため情報発信の中には、不安を強く刺激するような内容も少なくありません。
東京は危険だ。
転職すると失敗する。
地方の方が幸せだ。
そういった情報ばかりを見ているうちに、行動する前から疲れてしまっていました。
今なら分かります。
当時の私に足りなかったのは勇気ではありませんでした。
フラットな情報だったのです。
不安が強い人ほど情報源を増やした方がいい

ただ、ネガティブな情報を受け取りやすい人は、負のスパイラルに巻き込まれない仕組みを作っておくといいと思います。
例えば、
- 転職エージェントに登録して市場の話を聞く
- 実際に上京した友人と連絡を取る
- 気になる業界で働く人の話を聞く
こうした行動です。
重要なのは、無理にポジティブになることではありません。
フラットな情報を増やすことです。
実際、上京経験のある人と話すと、
「いや、普通に生活しているよ」
「思ったより何とかなるよ」
という反応が返ってくることもあります。
もちろん全員がそうではありません。
ただ、自分の中にはなかった視点や選択肢が入ってきます。
人間にはミラーニューロンと呼ばれる仕組みがあると言われています。
簡単に言えば、他人の行動や考え方を見聞きすると、自分の脳の中でも似た活動が起こるというものです。
だからこそ、
「自分には無理だ」
という人たちの声ばかり聞いていると、自分も無意識にそう考えやすくなります。
逆に、
「意外と何とかなる」
「やってみたら案外普通だった」
という人たちと接していると、その感覚も少しずつ伝わってきます。
上京に限った話ではありません。
転職でも、副業でも、新しい挑戦でも同じです。
人は孤立すると、自分の頭の中だけで世界を判断し始めます。
だからこそ、少しでも多くのチャネルを持ち、自分が望む未来を実際に歩いている人の話に触れてみることをおすすめします。
良かったこと①|スキルを持つ人との出会いが増えた

東京へ出て最も大きかったのは、人との出会いです。
地方が悪いという話ではありません。
ただ、人口が多い分だけ価値観の種類も圧倒的に増えます。
私の場合、
- Webライター
- SEO担当者
- ディレクター
- エンジニア
- 起業家
など、それまで関わったことのなかった人たちと接する機会が増えました。
その結果、
「こんな働き方もあるのか」
「こういうキャリアもありなのか」
という発見が何度もありました。
そして、もう一つ印象的だったことがあります。
それは、東京で出会った社会人たちが思っていた以上に若々しかったことです。
年齢の話ではありません。
感性や言葉遣い、考え方が若々しいのです。
もちろん全員ではありません。
しかし地方にいた頃よりも、そう感じる人の割合は明らかに多かったように思います。
最初は不思議でした。
なぜだろうと考えた結果、今は一種の生存戦略なのではないかと思っています。
東京では次々と新しいビジネスが生まれます。
既存企業であっても、
- システム刷新
- 業務改善
- AI活用
- 新規事業
など変化のスピードが速い。
そんな環境では、
「昔はこうだった」
だけでは通用しません。
だからこそ、
- 運動を習慣化する
- 本を読む
- 新しい情報を追う
- 流行や技術変化に触れる
といった形で、自分自身の感性をアップデートし続けている人が多いように感じました。
実際にそういう人たちと接していると、自分自身も刺激を受けます。
環境が人を変えるというのは本当だと思います。
良かったこと②|自分の現在地が分かるようになった

地方にいた頃は、自分がどの位置にいるのか分かりませんでした。
しかし東京では、良くも悪くも様々な人がいます。
上には上がいます。
一方で、自分が思っていたほど悪くない部分も見えてきます。
だからこそ、
「今の自分に何が足りないのか」
が明確になりました。
これはキャリア形成において非常に大きかったと思います。
良かったこと③|選択肢が増えた

東京へ出て人生が劇的に変わったわけではありません。
しかし、選択肢は確実に増えました。
地方にいた頃は、「今の会社を続けるか」が中心でした。
しかし東京へ出てからは、
- Web業界
- ベンチャー企業
- スタートアップ
- 副業
- フリーランス
など、様々な働き方が現実的な選択肢として見えるようになりました。
選択肢が増えると、人生の自由度も上がります。
これが上京して得られた最大の収穫かもしれません。
行動するタイミングは「少し不安が残る頃」でいい

今振り返ると、もっと若いうちに飛び込んでいても良かったなと思います。
もちろん無計画な上京はおすすめしません。
生活資金や最低限の準備は必要です。
ただ、あまりにも準備が完璧になるのを待ち続けると、今度は行動するタイミングそのものを失います。
もし今、
「まだ早いかな」
「もう少し準備してからかな」
と思っているなら、一度立ち止まって考えてみてもいいかもしれません。
案外、行動するべきタイミングというのは、
準備不足ではないけれど、少しだけ不安が残っているくらいの時なのかもしれません。
まとめ|後悔したのは「もっと早く行けばよかった」こと

地方から東京へ出て感じた後悔は一つだけでした。
もっと早く挑戦しておけばよかった。
もちろん、全員が東京へ出る必要はありません。
地方で幸せに暮らしている人もたくさんいます。
ただ、
「一度は外の世界を見てみたい」
という気持ちがあるなら、その感覚は大切にしてほしいと思います。
実際に行くかどうかは後で決めても構いません。
まずは情報を集めて、自分の可能性を確認してみてください。
案外、自分が思っているより世界は広く、そして挑戦できる余地は残っているかもしれません。


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