「転職したいけど、年収が下がる。」
転職活動をしていると、一度はぶつかる悩みではないでしょうか。
私自身、20代後半のときに地方の水産工場から東京のWeb系ベンチャー企業へ転職しました。
当時の年収は約350万円。
転職後は約300万円となり、数字上は50万円のダウンです。
しかし実際には地方から東京への移住も重なったため、家賃や生活費が増加し、体感としては100万円近い減収に感じました。
それでも振り返ってみると、あの転職は人生の大きな転機だったと思っています。
今回は、実際に年収を下げて転職した経験から、メリットとデメリットを正直にお伝えします。
年収ダウン転職直後の生活は正直かなり厳しかった

地方勤務時代と比べると、東京での生活コストは想像以上でした。
家賃は上がり、食費も増えます。
数字上は50万円の減収でしたが、生活感覚としてはそれ以上のインパクトがありました。
当時は副業としてテレアポの仕事を行いながら生活費を補っていた時期もあります。
決して余裕のある生活ではありませんでした。
年収ダウン転職を考えている方は、まず生活費をシミュレーションすることをおすすめします。
精神論だけでは生活はできません。
それでも年収以上のリターンがあった

生活は苦しくなりましたが、それ以上に得られたものがありました。
出会う人の幅が大きく広がった

地方工場勤務時代と比較すると、出会う人の幅が圧倒的に広がりました。
起業を目指す人。
副業に挑戦している人。
個人で事業を持っている人。
自分の常識とは違う価値観を持つ人と接する機会が増えました。
環境が変わると、自分の考え方も大きく変わるものだと実感しました。
ブログで生計を立てていた上司と出会えた

私が最も大きな影響を受けたのは直属の上司との出会いです。
その上司は私と同年代でしたが、もともと個人ブログで生計を立てていた経験を持っていました。
指導は感覚論ではなく、非常にロジカルでした。
後から聞いた話では、個人で100万円以上を投資してブログやWebマーケティングを学んでいたそうです。
私はその知見を現場で直接学ぶことができました。
現在こうしてWordPressブログを立ち上げて運営できているのも、その経験が大きく影響しています。
「経験を買う」という考え方ができた

当時の私は、給与を上げることよりも経験を得ることを優先しました。
もちろん収入は大切です。
しかし、長期的に見ればスキルや経験の方が大きな資産になると考えました。
結果として、
・Webライティング
・SEO
・オウンドメディア運営
・記事ディレクション
などの経験を積むことができました。
今振り返ると、年収を下げてでも挑戦した価値は十分にあったと思います。
前職の工場経験も無駄にはならなかった

転職というと、前職を否定する話になりがちです。
しかし私の場合はそうではありません。
工場勤務時代に培った体力や継続力は、その後のキャリアでも大きな武器になりました。
実際に上司からは、
「君の体力は明らかな武器だ」
と言われたことがあります。
工場では毎日同じ作業を繰り返しながらも、改善点を探し、効率化を考えます。
その経験はWeb業界でも活きました。
また、著名ブロガーの記事を写経するトレーニングを毎日続けたことで、執筆速度や論理構成力も大きく向上しました。
質の高い記事を書くためには、まず量をこなす必要があります。
反復を続けられる力は工場時代に鍛えられたものだと思います。
年収ダウン転職のデメリット

もちろんメリットばかりではありません。
転職先が当たりとは限らない

これは非常に重要です。
年収は入社前から分かります。
しかし、
・上司
・社風
・成長環境
・仕事内容
は入社してみないと分からない部分もあります。
つまり、ある意味では賭けです。
私の場合は運よく当たりでしたが、次同じことをしても同じ結果が保証されるかはわかりません。
家族がいる場合は慎重な判断が必要

私は独身だったため挑戦できました。
しかし、
・住宅ローンがある
・子どもがいる
・家族を養っている
という状況であれば話は変わります。
年収ダウン転職は、挑戦できる状況かどうかも重要です。
年収ダウン転職はこんな人に向いている

私の経験から言うと、
・独身で身軽に動ける
・明確に身につけたいスキルがある
・将来のための先行投資だと考えられる
・一時的な収入減を受け入れられる
こうした人には向いていると思います。
逆に、
「なんとなく転職したい」
という理由で年収を下げるのはおすすめできません。
まとめ

私は地方の水産工場から東京のWeb系ベンチャーへ転職し、年収を約50万円下げました。
生活は厳しくなりましたし、不安もありました。
しかし結果として、
・新しいスキル
・新しい人脈
・ブログ運営の知識
・キャリアの選択肢
を得ることができました。
年収ダウン転職は誰にでもおすすめできるものではありません。
ただし、明確な目的があるのであれば、一時的に年収を下げて経験を買うという選択も十分にありだと思います。


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