「工場勤務は体を使う仕事だから、運動不足にはならないのでは?」
このように考える方もいるかもしれません。
確かに、工場では立ち仕事や歩行、製品の運搬などがあるため、デスクワークと比べると身体を動かす機会は多い傾向があります。
しかし、実際に工場で働いてみると、運動量や疲労の程度は工場の種類、設備、担当部署によって大きく異なります。
私はこれまで水産系の工場を2社経験しましたが、同じ工場勤務でも、体の使い方はかなり違っていました。
この記事では、6年間の工場勤務を通して感じたことをもとに、工場勤務と運動不足の関係、体重が増えた理由、仕事をしながら運動を続ける方法について解説します。
工場勤務は運動不足になりやすいのか?

結論から言うと、工場によります。
工場勤務といっても、原料の荷下ろしや運搬が中心の仕事もあれば、機械操作や検品など、同じ場所で集中して作業する仕事もあります。
また、同じ工場でも部署によって身体への負担は変わります。
そのため、
- 工場勤務だから必ず運動不足にならない
- 工場勤務だから必ず運動不足になる
と一括りにすることはできません。
仕事内容だけでなく、設備の自動化や作業工程、勤務後の生活習慣まで含めて考える必要があります。
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1社目は体力勝負、2社目は神経を使う仕事が多かった

私は水産系の工場を2社経験しました。
1社目の工場は、比較的規模が小さく、作業工程を人の手で行う場面が多い職場でした。
例えば、コンテナデバンニングと呼ばれる、原料をコンテナから荷下ろしする作業があります。原料は10kg程度あることもあり、こうした作業では体力が必要でした。
そのほかにも、業務全体の流れに関わる作業を担当することが多く、身体を使う場面が多かった印象です。
一方、2社目は規模が大きく、設備への投資も進んでいました。そのため、自動化されている工程が多く、1社目ほど力仕事が中心ではありませんでした。
ただし、2社目が楽だったわけではありません。
機械のミスを防いだり、歩留まりを落とさないように注意したりするなど、体力よりも集中力や神経を使う仕事が多かったと感じています。
また、中腰の姿勢を続ける作業や、局所的に力を使う場面もあり、夏場には汗まみれになることもありました。
つまり、工場の負担は「重い物を持つかどうか」だけでは判断できません。
- 重量物を運ぶ負担
- 長時間立ち続ける負担
- 中腰姿勢による負担
- 機械を監視する集中力
- 作業ミスを防ぐ精神的な負担
このように、仕事によって疲れ方は変わります。
工場勤務でも運動不足を感じる人はいる

私が経験した2社では、2社目のほうが運動不足気味の人が多い印象でした。
自動化された工程が多く、1社目のように常に重い物を運ぶわけではなかったためです。
ただし、これはあくまで私が働いていた職場での印象です。
友人の中には、自動車工場や太陽光パネル工場で働いている人もいますが、身体を使う量は職場や部署によってまちまちでした。
同じ「工場勤務」でも、
- 移動が多い部署
- 同じ場所で立ち続ける部署
- 重量物を扱う部署
- 機械操作が中心の部署
- 検査や確認作業が中心の部署
では、活動量が大きく異なります。
そのため、求人票に「体を動かす仕事」と書いてあっても、実際にどのような動作を何時間続けるのかを確認することが大切です。
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仕事で体を動かしていても、運動不足になる理由

工場勤務は、デスクワークよりもカロリーを消費しやすい仕事だと感じていました。
ただし、仕事中に身体を動かしているからといって、必ず健康的な生活になるわけではありません。
私の場合、工場勤務時代は地方都市で生活していました。
地方では車を使う機会が多く、近所のコンビニに行くときも車を使うことがありました。仕事以外で歩く機会は、東京生活と比べると少なかったと思います。
さらに、仕事が終わると、ホットスナックや炭酸飲料を買って帰ることもありました。
つまり、
仕事中は体を使っているが、仕事以外ではあまり動かず、食生活も乱れやすい
という状態です。
運動不足や体重増加を考えるときは、仕事中の活動量だけでなく、通勤方法や休日の過ごし方、食生活も見る必要があります。
工場勤務からデスクワークに変わって気づいたこと

その後、私は東京でデスクワークを経験しました。
デスクワークは工場勤務ほど体力を使いませんが、東京では駅から職場、職場から自宅まで歩く機会が多くあります。
電車を使う生活では、乗り換えや駅構内の移動もあり、自然と歩数が増えます。
そのため、単純に、
デスクワークは座っているから運動不足になる
とも言い切れないと感じました。
仕事そのものの運動量は工場のほうが多くても、生活全体で見ると、東京のデスクワーカーのほうが歩いているケースもあります。
運動不足を考えるときは、職業だけでなく、生活環境も重要です。
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工場勤務時代に体重が増えた理由

私自身、工場勤務時代には体重が70kgから80kg近くまで増えたことがありました。
工場の仕事で身体を使っていたとしても、体重が自然に減るわけではありません。
仕事に慣れてくると、どこで力を入れ、どこで力を抜けばよいのかが分かるようになります。
その結果、作業中の動きが効率化し、以前よりも省エネで働けるようになることがあります。
これは仕事を覚えたという意味ではメリットですが、活動量が減る一因になる可能性もあります。
また、仕事で疲れていると、帰宅後に運動するよりも、食事をして休みたくなります。
その結果、
- 仕事中は動いている
- 仕事以外ではあまり動かない
- 疲労によって運動を避ける
- 食事や飲み物でカロリーを取りすぎる
という状態になり、体重が増えてしまうことがあります。
工場勤務者が運動を始めるなら、強制力をつくる

私が体重の増加や作業スピードの低下を感じたとき、ジムに入会しました。
工場勤務に限らず、運動を始めるうえでは、自分の意思だけに頼らず、何かとセットにすることが大切だと感じています。
例えば、
- 月会費を払ってジムに通う
- 仕事帰りにそのままジムへ行く
- クラス制のトレーニングに参加する
- 友人と一緒に運動する
- 毎週決まった曜日に運動する
- 運動用の服や靴を事前に準備する
といった方法です。
特に、クラス制のトレーニングは開始時間が決まっているため、「今日は面倒だからやめよう」となりにくいメリットがあります。
もちろん、自宅で一人で運動する方法にも、自分のペースでできるという良さがあります。
ただ、休日はついだらけてしまうこともあります。
そのため、運動を習慣にしたい方は、ジムや予定、友人との約束など、運動を何かと組み合わせておくと継続しやすくなります。
仕事で疲れている場合は無理をしない

工場勤務者が運動を始めるときは、いきなり激しいトレーニングをする必要はありません。
まずは、
- 5分程度のストレッチ
- 短時間のウォーキング
- 軽い自重トレーニング
- 入浴後の柔軟
- 休日の散歩
など、無理なく続けられるものから始めるとよいでしょう。
仕事による疲労が強い場合は、運動量を増やすよりも、睡眠や休養を優先すべきケースもあります。
特に、強い疲労や痛みが長く続く場合は、単なる運動不足と決めつけず、職場の相談窓口や医療機関などに相談することも大切です。
まとめ

工場勤務が運動不足になりやすいかどうかは、工場の種類や部署、設備、作業内容によって変わります。
私自身も水産系の工場を2社経験しましたが、1社目は重量物を扱う体力勝負の仕事が多く、2社目は自動化が進み、集中力や神経を使う仕事が中心でした。
また、運動不足や体重増加は、仕事中の活動量だけでは決まりません。
- 通勤でどれくらい歩くか
- 休日にどのように過ごすか
- 食生活がどうなっているか
- 仕事の疲労で運動できなくなっていないか
こうした生活全体を考える必要があります。
工場勤務者が運動不足を解消するなら、無理に激しい運動をするのではなく、ジムや予定、友人との約束など、何かとセットにして継続する仕組みをつくることがおすすめです。
「工場で働いているから運動は必要ない」と考えるのではなく、仕事中の活動量と、健康づくりのための運動は別物として考えることが大切です。
工場勤務を続けるか迷っている方は、仕事内容だけでなく、勤務時間・重量物の有無・休憩時間・空調・残業の有無も確認しておきましょう。現在の職場と比較するために、まずは求人サイトで条件を調べてみるのも一つの方法です。


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