Webライターの壁を乗り越えたい…そのカギは「写経」だった!?

写経 キャリア

Webライターの始め方について調べると、多くの記事で似たようなことが書かれています。

まずはブログを開設する。

ポートフォリオを作る。

クラウドソーシングに登録する。

初心者向けの案件に応募して実績を積み上げる。

そして、徐々に単価の高い案件へステップアップしていく。

おそらく、この記事を読んでいる方も、こうした流れはすでに知っているでしょう。

Webライターは、Web業界の中でも比較的初期投資が少なく、始めやすい仕事です。

だからこそ、すでに実践している人も多いと思います。

しかし、実際に始めてみると、思わぬ壁にぶつかることがあります。

それは、「書けない」という壁です。

書きたいのに、何も出てこない

行き詰まり

テーマは決まっている。

検索意図も調べた。

競合記事も読んだ。

記事構成も完成している。

それなのに、なぜか手が止まる。

文章が出てこない。

気が付けば、画面を何時間も眺めている。

そんな経験はないでしょうか。

私はありました。

クライアントの意図が理解できない。

何を書けばいいのか分からない。

ブログを書いていても、記事の方向性が定まらない。

本を読んで知識をインプットしようとしても、内容が頭に入ってこない。

企業のインハウスライターとして記事を書いていた頃、私自身もまったく同じ壁にぶつかりました。

そんなとき、ブログの師匠から勧められた方法があります。

それが、「写経」です。

写経とは、お経を書き写すことではない

タイピング

「写経」と聞くと、お坊さんがお経を書き写している姿を思い浮かべるかもしれません。

でも、ライターにとっての写経は少し違います。

やり方はとてもシンプルです。

パソコンの画面を二つに分けます。片方にメモ帳を開き、もう片方に好きなブロガーや尊敬するライターの記事を表示します。そして、ひたすら文章を書き写す。

それだけです。

手書きでなくても構いません。

私はタイピングで行っていました。

もし本気で取り組むのであれば、最低でも同じライターやブロガーの記事を20記事ほどは写経することをおすすめします。

なぜ写経が効果的なのか

トレース

多くのライターには、それぞれ独特の文章の癖があります。

論理的な文章を書く人。

専門用語を多用する人。

哲学的で難解な文章を書く人。

軽快なテンポで読みやすい文章を書く人。

これは個性でもありますが、ときには弱点にもなります。

私自身も、自分の文章に偏りがあることに気付かされました。

難しく説明しすぎる。

文章が重くなる。

情報を詰め込みすぎる。

結論ファーストではない。

そんな傾向があったのです。

そこで、ブログの師匠に言われた言葉を思い出しました。

「本当にすごいライターは、難しいことを小学生でも理解できるように説明できる」

この言葉には衝撃を受けました。

知識をひけらかすことと、分かりやすく伝えることは、まったく別の能力だとはっと気づいた瞬間でした。

写経は、他人の思考を追体験する作業

追体験

写経を続けると、不思議なことが起こります。

「この人はなぜ、この言い回しを選んだんだろう」

「なぜここで具体例を入れたんだろう」

そんなことを自然に考えるようになります。

そして、写経していくうちに、

あ、こうやって伝えるための伏線だったのか!

と、いままで自分の中にはなかった気づきが生まれたりします。

つまり、文章を読むだけではなく、ライターの思考そのものを追体験できるのです。

完成された記事の裏側には、必ず試行錯誤があります。

何度も文章を修正したかもしれません。

表現に悩んだかもしれません。

構成を作り直したかもしれません。

写経をすると、その試行錯誤の痕跡が見えてきます。

これは単なるインプットではありません。

文章の作り方を身をもって脳と体にしみこませるトレーニングなのです。

あえて別ジャンルを写経するのも面白い

想像力

もう一つ、おすすめしたい方法があります。

それは、あえて自分とは違うタイプの文章を写経することです。

論理的な文章が得意な人なら、エッセイを写経してみる。

専門記事ばかり書いている人なら、小説や旅行記を写経してみる。

すると、自分にはなかった表現が自然と身に付きます。

例えば、哲学的で難解な文章を書くライターがいたとします。

その人が、情景描写の上手なエッセイストの文章を写経したらどうなるでしょうか。

深い洞察力に、分かりやすさが加わるかもしれません。

あるいは、異なる分野でも、共通している基礎を見出し自分の得意分野が、さらに磨かれていく可能性があります。

文章の幅が広がり、ライターとしての視座が高まっていきます。

真似から始まるものは意外と多い

真似をする

スポーツでも、音楽でも、仕事でも、最初は誰かの真似から始まります。

ライティングも同じです。

型を学び、トレースし、繰り返し練習する。

そうしているうちに、自分の軸ができてきます。

そして、その型から少しずつはみ出してどうしてもこぼれでてしまう部分が、あなた自身の個性になっていくのです。

ライティングに行き詰まったら、一度立ち止まってみる

立ち止まる

もし今、

「何を書けばいいのか分からない」

「文章が出てこない」

「ライターとして限界を感じる」

そんな状態なら、一度書くことをやめてみるのもいいかもしれません。

そして、誰かの文章を写経してみてください。

思っている以上に、得られるものは大きいはずです。

私は、行き詰まったときに何度もこの方法に助けられました。

ライティングは才能だけで決まるものではありません。

型を学び、真似をし、少しずつ自分の形を作っていく。

自分に才能がないと思っていても、そこに面白さを見出すと気づいたときにあなたはとんでもない領域に達しているかもしれません。

その積み重ねが、ライターとしての成長につながるのだと思います。

写経。

意外な方法かもしれませんが、一度試してみませんか?

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